サヨナラと、エッセイだけが、人生だ。

  1. おやゆび便り

年中熱中症

驚くほどの飽き性で
あれもこれも
みんなすぐに飽きてしまう

あんなにも熱中していたのに
次の瞬間にはまるで
なかったことのように
出会う前のように
興味も関心もなくなっている

そしていつかまたふと
彗星が周期的にめぐってくるように
生活が乱れるほどに
夢中になる瞬間がやってくる

ぼくの部屋はその残骸だらけだ
本棚も床も熱中と飽きの
痕跡で満ちている
とても静かな生活とはいえない
とてもミニマリストだともいえない

ぼくはミニマリスト的な
生きかたや考えかたを
それなりに好いているけれど
完全にはそうはなれないとも
じぶんで知っている

興味や関心をミニマムにすることは
おそらく生涯できないだろうから
だからぼくはミニマリストじゃない
いつだって散らかっている

驚くほどの飽き性で
あれもこれも
いろんなものに熱中しては
飽きてを繰り返してきたけれど
そのなかで集めた宝石は
ぼくの人生を輝かせている

宝石は拾えなくても
道中の思い出や記憶もまた
ぼくの人生の養分になっている
「書く」ということの
すべてが力になっているのだ

このまま100歳になったときには
ぼくの人生には一時期寝食を忘れるほど
夢中になったものが膨大に積まれている
その山のなかから適当に
目についたなにかを引っぱりだして
遊ぶだけでも十分におもしろそうだ

飽きたっていい
夢中になれたり熱中できることが
生きると呼べることなのだ

では、また書きます。

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