サヨナラと、エッセイだけが、人生だ。

  1. おやゆび便り
  2. 98 view

年中熱中症

驚くほどの飽き性で
あれもこれも
みんなすぐに飽きてしまう

あんなにも熱中していたのに
次の瞬間にはまるで
なかったことのように
出会う前のように
興味も関心もなくなっている

そしていつかまたふと
彗星が周期的にめぐってくるように
生活が乱れるほどに
夢中になる瞬間がやってくる

ぼくの部屋はその残骸だらけだ
本棚も床も熱中と飽きの
痕跡で満ちている
とても静かな生活とはいえない
とてもミニマリストだともいえない

ぼくはミニマリスト的な
生きかたや考えかたを
それなりに好いているけれど
完全にはそうはなれないとも
じぶんで知っている

興味や関心をミニマムにすることは
おそらく生涯できないだろうから
だからぼくはミニマリストじゃない
いつだって散らかっている

驚くほどの飽き性で
あれもこれも
いろんなものに熱中しては
飽きてを繰り返してきたけれど
そのなかで集めた宝石は
ぼくの人生を輝かせている

宝石は拾えなくても
道中の思い出や記憶もまた
ぼくの人生の養分になっている
「書く」ということの
すべてが力になっているのだ

このまま100歳になったときには
ぼくの人生には一時期寝食を忘れるほど
夢中になったものが膨大に積まれている
その山のなかから適当に
目についたなにかを引っぱりだして
遊ぶだけでも十分におもしろそうだ

飽きたっていい
夢中になれたり熱中できることが
生きると呼べることなのだ

では、また書きます。

おやゆび便りの最近記事

  1. 尺と目星

  2. 嘘つきのススメ

  3. アンチ可能性

  4. そういう生きもの

  5. 達人への道

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


PAGE TOP