サヨナラと、エッセイだけが、人生だ。

  1. おやゆび便り

一段上の人

偉そうなことを言うのではなく、
少し、一段でもいいから、
高い場所からものを言う。
それが「弱者」にできる
最大限の主張のかたちなのだ。
ということを、昔ぼくは
間接的に教わったのだ。

一段高いことを言うというのは、
わかったようなことを言うだとか、
シラケたことを言うだとか、
悟ったことを言うだとか、
道徳的なことを言うということではなくて、
視点を上げるということなのである。

みんな(強者)が今の話をしているのなら、
時間軸として数年先とか、数十年先とか、
未来まで含めたことを言う。

みんな(強者)がお金の話をしているのなら
お金では測れない信用だとか信頼だとか、
その先にある影響まで考えて言う。

これはテクニックというよりも、
それが「唯一できること」なのだ。
弱者がとれる唯一の戦略とも言える。

けれどこの習慣とも姿勢ともいえない、
発言に対する「在り方」はとても有効だと
ぼく自身は感じているし、
実際にそうやって生きるということを、
ぼくがその場にいるということを、
有効にしているとも思う。

目上の人に、尊敬する人に、
おすすめの本を紹介されたときにも
この方法はとても役に立つ。
相手が想定する感想の、
一般的に思いつくであろう感想の、
ひとつ上の視点から意見を言う。
それは「買ってもらえる」感想になる。
今すぐにではなくとも、
買い手のつく発信になる。

買い手がつかないことには、
商売も芸術も、生活も成り立たないからね。

では、また書きます。

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